2014年1月11日土曜日

サラエヴォの「最期の靴磨き」死す 市民数千人が記念碑建立を嘆願




路上に置かれた椅子に老人の写真が置かれ、花やキャンドルで飾られている。そして椅子の前には一足の靴が……。9日、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエヴォの大通りでの光景だ。

老人は6日に83歳で亡くなった「最期の靴磨き」と言われたフセイン・ハサミさん。1992年~95年の間、10万人以上の市民が死亡した血みどろのボスニア内戦の間も、ミショ狙撃者の銃撃を避けながら、サラエヴォの大通りの決まった場所に座り、靴磨きを続けたことで知られ、「ミショおじさん」の愛称で親しまれていた。

市民たちは「ミショおじさん」の記念碑を建てるよう政府に嘆願、その書類に1日だけで5000人以上が署名した。コムシッチ・サラエヴォ市長も「ミショおじさんはサラエヴォの象徴であり、その死によって市には大きな空白をができた」とその死を悼んだ。



情報ソース
Sarajevo pays tribute to its last shoe shiner

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