2014年4月23日水曜日

人間工学と3Dプリンターが生み出した「魔法の腕」



米デラウェア州ウィルミントンに住むエマ・ラベルちゃん(4つ)は、それを「魔法の腕」と呼んでいる。

というのも、エマちゃんは生まれつき、腕の関節が変形して筋肉が伸びない病気(先天性多発性関節拘縮症=AMC)のため、両腕がまったく動かせなかったのに、その補助装置を装着することで、母親のメーガンさんに抱きついたり、お絵描きをしたりすることが可能になったからだ。

「魔法の腕」は米WREX(The Wilmington Robotic EXoskeleton)社が開発した補助装置。画期的なのは、パワードスーツのように電気などの動力や内蔵コンピューターなどを一切、使用していないことだ。

人間工学に基づいて設計し、3Dプリンターで加工したプラスティックと金属の部品をエクササイズで使うゴムバンドでつなげることで腕を動かすことが可能になる。まさに人間工学と3Dプリンターが生み出した「魔法の腕」だ。

現在、エマちゃんと似たような症状の子供75人が「魔法の腕」を使っているそうだ。

「魔法の腕」を装着したエマちゃんを撮影した動画がYouTubeで公開されている。






情報ソース
http://www.people.com/people/article/0,,20808872,00.html

1 件のコメント:

  1. 優しい心があるからこそ、道具を自在に使えこなせるようになる。

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