1977年、当時、重度のヘロイン中毒だったキース・リチャーズ(71)はカナダ・トロントのホテルで逮捕された。22グラムものヘロインを所持していため「密輸目的のヘロイン所持」の重罪で起訴された。
世界中のファンは「キースの刑務所行きは確実だ。ストーンズはもうダメかもしれない」と悲観していた。当時高校生だった私もその1人だった。
その時、キースを救ったのがカナダ在住のリタ・ベダードさんという盲目の少女。ストーンズの大ファンで度々、カナダで行われるコンサートに来ていた。そのことを知ったキースは密かに彼女が安全に公演を楽しめるように手配した。
キースの裁判中、リタさんは裁判長の自宅に行き、その話をして情状酌量を嘆願。裁判長も心を動かされ、「ヘロイン中毒を治療することと盲目の人のために特別コンサートを行うこと」を条件に、キースを放免したのだ。
With Rita Bedard, my Blind Angel from Toronto. Backstage. So great to see her again! pic.twitter.com/FWmm3xG8oj
— Keith Richards (@officialKeef) 2015, 7月 16
時は流れて今月15日。ストーンズはカナダのケベックシティーでコンサートを行ったが、その前に、キースはバックステージでリタさんと久しぶりに再会。
ツイッターに「オレの盲目の天使、リタ・べダードと。バック・ステージで。また会えて本当にうれしい」とコメントをつけてツーショットを投稿した。
キースを救ったんだよね。
返信削除