2016年11月12日土曜日

トランプ勝利後、安全ピンを付ける人々が急増のわけ

米大統領選でトランプが勝利したことを受け、米国で服に安全ピンを付ける人が急増している。多くの人々が、服に安全ピンを付けた自撮り写真をインスタグラムやツイッターに投稿し、急速に拡大しているのだ。



この「安全ピン運動」、きっかけは英国のEU離脱。ブレグジットは、反移民の運動でもあるため、心ある人々が「自分の目の届く範囲では、移民への差別や迫害は許さない」という意思表示のために安全ピンを付けたのが始まりだ。移民の人々も、少なくとも安全ピンをつけた人は「自分に危害を加える意思はない」と不安を感じずに済む。

米国の安全ピン運動も全く同じ趣旨だ。

グローバリズムに対する怒りと絶望がトランプ勝利の原動力だったのは間違いないが、トランプにヒスパニックやLGBTなどのマイノリティー排斥の側面があることも、これまた明白だ。

「トランプ政権になっても、マイノリティーへの差別やヘイトクライムは許さない」と考える米国の人々に英国の安全ピン運動が大西洋を越えて飛び火した形だ。



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