「ダ・ヴィンチ・コード」などで知られるダン・ブラウンが、14日に出版された最新作「インフェルノ」で、フィリピンの首都マニラを「地獄の門」と描写して、マニラ当局から猛抗議を受けた。
「Inferno」はフィリピンでも発売されている。
問題になっているのは、登場人物の1人がマニラを訪れ、貧困と犯罪と売春を巡る人身売買に驚愕するシーン。
首都マニラ開発局(MMDA)のフランシス・トレンティノ会長は23日、ブラウンに公開書簡を送り、「Inferno」はフィクションであり、「私たちの愛する首都に関するあなたの不正確な描写に深く失望しています」と批判した。
トレンティノ会長は、マニラは「地獄の門」などではないし、貧困と公害の描写に抗議している。そしてブラウンは、フィリピン人の善良な性格と思いやりを理解していないと憤慨している。
マニラ 「地獄の門」じゃない!? |
「インフェルノ」は、あのハーバード大学の象徴学者ロバート・ラングドンが、イタリアを舞台にダンテの叙事詩「神曲」の地獄篇をめぐるミステリーに挑む設定らしい。ラングトンを主人公にした作品は「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」「ロスト・シンボル」に続き4作目。
日本語版は年末発売に向けて翻訳作業が進められているそうだ。
情報ソース
Manila upset at Dan Brown's 'gates of hell' line in Inferno
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