台湾西南部の嘉義市に建設された巨大なガラスのハイヒール。2300万台湾ドル(約8000万円)をかけ、大きな青色ガラス320枚以上をはめこんだ高さ16・8㍍、幅10㍍の靴の正体は、なんとキリスト教の教会だ。
旧正月の2月8日にオープンする「高跟鞋教堂」。ガラスの靴は、もちろん王子様の玉の輿に乗ったシンデレラからヒントを得て、未婚女性のファンタジーを煽って結婚式を誘致しようという下心だが、もっと「主の御心」にかなった意味も込められている。
1960年代に、嘉義市を含む南西沿岸部で「烏脚病」という一種のヒ素中毒が流行。当時、唯一の救命治療法は脚切断。結婚を控えたある少女が烏脚病にかかり、両足を切断した。彼女は一命を取り留めたが、一生結婚できなかった。
彼女の無惨に打ち砕かれた夢をかなえてあげようという慰安の意味も込められているわけだ。
情報ソース
http://www.cw.com.tw/article/article.action?id=5073872
0 件のコメント:
コメントを投稿