2014年10月27日月曜日

元「クリーム」のジャック・ブルース死去



60年代後半の英国の伝説的なロックバンド「クリーム」のヴォーカル&ベーシストだったジャック・ブルース(写真左)が25日、肝臓疾患で英国自宅で死去した。71歳だった。

ブルースは66年、ギタリストのエリック・クラプトン(同中=69)、ドラマーのジンジャー・ベイカー(同左=75)とともにクリームを結成。アドリブの応酬による鬼気迫る壮絶な即興演奏でロックシーンに革命的な衝撃を与えた。68年にクリームを解散した後は、ソロで活動し、今年3月には最新のアルバムも出していた。

写真は05年の再結成コンサートでのひとコマ。

クラプトンはフェイスブックで「偉大な音楽家、作曲家だった。私に非常に大きなインスピレーションをもたらしてくれた人物だった」とコメント。

ジンジャー・ベイカーもフェイスブックに「とても悲しい日だ。さようなら、俺の友よ」とコメントしたほか、ファン・クラブを通じ「素晴らしい男、ジャック・ブルースが亡くなったと聞き、とても悲しい…。この困難な時、彼の家族へ思いと祈りを」とブルースの死を悼んだ。

個人的にはクリームの演奏を初めて聴いたのは14歳のころ、1975年だった。友達の家で「ライヴ・クリーム VOL.2」ってアルバムを聞かせてもらった。もう解散して7年以上たっていたけど、それでもその白熱の演奏に脳みそを吹き飛ばされるような衝撃を受けたのを今でも覚えている。

ジャック・ブルースの自由自在なベースライン、そして決してうまくはないけど心のこもった男らしいヴォーカルは本当にかっこよかった。

追悼に1968年11月26日、ロンドンのロイヤルアルバートホールで行われたクリームの解散コンサートから「Whiteroom」を。

R.I.P

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