ビヨンセ(32)が今月初め、ラスベガスで行ったコンサートで、客席にいた車イスの少女と一緒に歌う一幕があった。
少女はタイロンちゃんといい、なんと脳のがんが末期段階で、腫瘍が手術不可能な場所にあるため余命幾ばくもないという。そして彼女の夢は「ビヨンセと一緒に躍ること」。クリスマスイブの24日、彼女の夢の実現を手助けした慈善団体「フィランソフィー・プログラム・パートナーシップス」がユーチューブに投稿した動画で明らかになった。
ワイヤーで空を飛びながら客席に降りてきたビヨンセは、タイロンちゃんと「ラブ・オン・トップ」をアカペラで歌い、デスティニーズ・チャイルド時代のヒット曲「サバイバー」も合わせてダンスをした。そして彼女を抱きしめ、キスをしてステージ戻っていった。
I'm a survivor, I'm gonna make it, I will survive, Keep on surviving!
「サバイバー」のコーラスが、なんだか全然別の意味のように重たく感じられる。
タイロンちゃんのうれしそうな表情と彼女の過酷な運命を思うと、胸が痛くなってくる……。