昨年10月に、夫で人気歌手のジョン・レジェンド(37)との第1子を妊娠した人気モデルのクリッシー・テイゲン(30)。不妊治療での体外受精による妊娠で、クリッシーは先日、米誌ピープルのインタビューで、子供の性別が女であり、娘を望むジョンのために、着床前診断(PGD)で自ら選んで女にした、と明らかにした。
これに対し、PGDやクリッシーの事情を知らない人がツイッターで「髪の毛や瞳の色も選んだの?……なんてこと、神様からの自然の恩恵に手を出したらダメよ」と批判したことから論議を呼んだ。これに対して、クリッシーは「私の自然の恩恵は『不妊』だったのよ」と反論。さらに多くの人々から寄せられたPGDに関する疑問に答えた。
PDGでは、体外受精で受精卵を作り、スクリーニングのより受精卵の性別や遺伝病の可能性などが分かる。複数つくった受精卵のどれを着床させるかで男女の産み分けが可能なわけだ。米国では受精卵の選択を決定することも「無作為」にすることも可能だ。
クリッシーは、男女を産み分けることにはなんの疑問持っていないようで、「医者と相談して複数の受精卵を作るのよ。受精卵の選択をランダムしなければならないわけ?」と呆れたように反論している。
確かに米国ではPGDや男女の産み分けは合法。しかしPGDを巡っては、生命の選別・選民思想などの生命倫理的な問題があるとする意見もあり、是非については議論が分かれている。
ちなみに日本では、PGDを重い遺伝病の患者などに限定。男女産み分けは認めていない。